ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

エモかった3連休の話

タイトルに「エモかった」なんて言葉、本当は使いたくないんだけど、私の語彙力の中から適する用語が抽出されなかったため、この言葉で許してほしい。普段は「エモいエモい」なんて連呼する人種ではないのだ。多少酔っぱらっているということもある。3連休最終日、本来は自宅でゆっくり夜ご飯を食べて寝る予定だったのに、気が付いたら友人と赤ワインのボトルを1本空けることになった。

 

タイトルから想像できるに、これは完璧に自己満足の記事である。このブログを読んで腹が立つ人もいるかもしれない、だからなんだよ、と思う人もいるかもしれない。それでも私にとって、毎日「エモいなぁ」と思わせるイベントがあった。それも意図せず思わせる、当日突然に降ってくるイベントばかりだったから、余計そう思わせるのかもしれない。フィクションかもしれないし、ノンフィクションかもしれません、ご想像にお任せします。

それではいきます。まずは1日目。

 

朝目を覚ます。午前8時半。ずっと行きたいと思っていた場所があって、本当は今日ひとりで行こうと思っていたのだけど、もしかしたら尊敬する滅多に会えない人と一緒に行けるかもしれないことになった。

ジムへ行く準備をする。ずっと気になっていたエアロビのクラスへ参加。全身を動かして、汗をたらふくかいて、ジャグジーへ。汗を流して、いつもより少しだけ時間をかけてメイクをする。

滅多に会えない人から連絡が来て、一緒に行きたかった場所へ行くことへ。趣味が合うから滅多にできないその界隈の話をたらふくして、お酒を飲んだ。共通の友人のグループLINEへ「今から来れる人いる?」と投下する。当日の誘いだったのにありがたいことに6~7人集まって、久しぶりにお酒を飲んだ。

わたしの大好きなコミュニティの仲間で、これからやりたいことや、今までの思い出話、近況報告などたわいのない話なのだけど、それでもすっごく楽しい時間だった。ビールを1杯、日本酒を1合、ハイボールを3杯飲んだ。

 

その後、その飲み会を早めにお暇し、地元へ戻った。地元で待つは、地元の友人たちの飲み会。

はじまりは数ヵ月前の日曜日の夜に来たLINEだった。

すだちちゃん、もしかして○○のスポーツクラブに通ってる?」

送り主は、中学時代の親友。当時は仲がとっても良かったのに、高校に入ってからなんとなく疎遠になっていた。当時の思い出がわっと蘇り、すぐに返信。

「通ってるよ!○○(友人)も通ってるの?」

から会話は始まり、飲みに行く約束をこぎつけた。なにごともちょっとの勇気が大切。

 

1ヵ月前、地元の安い居酒屋で再会。

数年のブランクなど全く気にしない勢いで私たちの会話はスタートした。近況報告、最近の恋愛話、思い出話、今だからこそ時効で話せる話…

2時間じゃもちろん時間は足りなくて、お店を移動し、地元にいそうな友人に酔った勢いで適当に連絡をし、2次会ではもう2人増え、たくさんお酒を飲んだ。飲みすぎて、翌日は二日酔いで旅行に出かけたことを覚えている。

 

その飲み会で「もう少し色んな人に会いたいね」という話になり、連絡しやすい友人に声をかけ、実現した飲み会がそれだった。

実に約10年ぶりの再会。成人式の時にも会ったけど、あまり話せなかった人もいるから、実質ちゃんと約束して集まったのは10年ぶりだった。

再会した瞬間から、10年のブランクなんて一切感じなかった。すごい勢いでお喋りを始め、まぁ止まらない止まらない。

当時と変わったのは、お酒を飲むようになったかそうでないか、色んな経験が増えたか増えてないかの違い。

「お酒で1番やらかしたこと」なんて話題で話をすると面白い。みな1度は何かしら笑える伝説を残している。

別に生産性がある話をしたわけでなくて、どうでもいい、本当にくだらない話ばっかりしていた。そんなくだらない話が愛おしいと感じる。

 

いよいよ閉店時間が迫り、お店を追い出される。皆地元だから帰宅は徒歩である。

駅前のスーパーでアイスを買った。100円以下で売ってる、よくあるアイス。私はパピコ、友達はジャイアントコーンガリガリ君。それぞれ思い思いのアイスを買って、帰路につきながらアイスを食べた。

途中すれ違ったお姉さんに「青春だね~学生かな?」なんて言われるくらい。もうみんな学生じゃなくて、社会人。平日になったらスーツを着て上司に頭を下げながら仕事をしている社会人。

それでもほろ酔いでアイスを食べながら深夜0時に道を歩いている男女グループは青春真っただ中の学生に見えるのかもしれない。

 

みんなでぺちゃくちゃお喋りをしながら帰っている途中、中学の時の合唱コンクールで「今日から明日へ」という歌を歌った記憶がふと思い出された。

2番の歌詞が特に印象的な曲だった。

 

近頃調子はどうですか
人生のんびり行きましょう
これからあなたが主役です
よければ一緒に踊りましょう
遥か昔に出会ったはずさ
今日はなつかしい そうさ同窓会だよね
元気だして笑い飛ばして手を叩いて歌おう
君がいれば心は踊る
今日から明日へと動き始めてる

 

「今日はなつかしい そうさ同窓会だよね」というフレーズが特に好きで、この合唱曲の練習をしながら「数年後に同窓会でみんなに会った時この曲を思い出すのかなぁ」なんて中学生心なりに思った記憶がある。歌いながらちょっぴり泣きそうになったこともある。

元気出して、笑い飛ばして、手を叩いて笑ってるな、みんながいるから心躍るな、なんてほろ酔いの頭なりに思ってしまった。まだまだ私は中二病を引きずっているのかもしれない。

 

数人と別れ、残った数人でそのまま母校まで散歩をした。

10年ぶり近い母校だった。母校の目の前まで来て、ひとしきり「懐かしいな~」と感慨にふけり、思い出話を話した。(広く静かな場所なので静かに話している分には近所迷惑にはならない仕様だ)

人によって覚えていることや印象に残っていることが全然違くて、私は全く覚えていない話をされたりとか、逆にみんなが覚えてない話をしたりとか、今だから言えるぶっちゃけ話だったりとか、傍からしたらどうでもいい、でも本人たちにとっては超楽しい話をひたすらにした。

段々眠くなり、解散した。

 

「いいクラス」ってなんだろうという話になった。

本当の意味で「いいクラス」ってなんなんだろう、当時は「サイコー!」って思ってたとしても、全員が「サイコー!」なんて思ってるはずないわけで、絶対に全員が「このクラス大好き!」なんてことにはならない気がする。知らない30人が寄せ集められてクラスが形成され、それなりにまとまりがあったり行事で盛り上がったりしていたかもしれないけど、それでも全員が「サイコー!」なんて思っていたはずないのだから。

「サイコー!」って誰かが思ってる裏で「サイアク~」って思ってる人がいたことは事実だと思う、そんな風に思いたくないけど、今思い返すとそのように思わずにいられない。

卒業して10年経って、また再会して楽しい話ができるクラスメイトがいるだけでも貴重なことなんだろうけど、私は当時卒業したクラスは好きだったけど、全員がそう思ってるわけではないんだよなぁなんて思うわけで。いじめとかは無かったし、ごく一部のリア充集団だけが盛り上がってるクラスではなかった且つ、まとまりはそこそこよかったように思えるけど、それでも「当時のあのクラスは”いいクラス”でしたか?」と聞かれたら素直に頷ける年ではなくなってしまった。なんなんだろうね、クラスってなんなんだろう。

 

卒業するときは半ば自己満足のように、そしてそう思い込ませることによって思い出を美化するために「いいクラスだったね」なんて会話が良く聞かれた。本当にそうだったのだろうか、一部の人の一部の記憶ではそうなっていたかもしれないけれど、きっといい気持ちよりも苦い気持ちの方が多かった人もいたわけで、それはそれぞれの人間の感受性とか、価値観によって変わってくるものだからしょうがないっちゃしょうがないんだろうけど、そのあたりに関してうーむと思ってしまう自分がいる。

個人的には明確にクラス仲が悪かった年も経験しているから、その時のクラスと比べると卒業した時のクラス仲はよかったんだろうなぁと思うけど、まぁ実に中学や高校の「クラス」って不思議な組織だなと思ったわけです。部活だと共通の目的や趣味を通して集まる仲間だけど、クラスは適当に、それこそ成績順とか、ピアノの伴奏ができる人がいるいないとかで振り分けられた組織だから、難しいよね、全員が全員と人間関係円滑に過ごせるわけじゃないもんね、当時はバカみたいに人間関係で悩んでたけど、今考えると「しょーがないやん」って思ったりもするわけですよ。

 

そんなことを考えた3連休初日のはなし。うそん。もう既に3500文字を越えてしまったのでとりあえずこれで終わり。続きは書くかもしれないし書かないかもしれない。おわり。