ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

傷は癒える

1週間前、腕を負傷した。金網の先端に引っ掛けて、ざっくり切り傷が5センチほど。

人に会うと「うわぁ、痛そうだね」とかなり同情した感じで言われる程度には痛々しかった。

最初は痛々しかった私の腕も、日が経つごとにだんだん癒えていく。血がにじんでいた1週間前、だんだんかさぶたになっていった5日前、そして今は、かさぶたもだんだん取れて元通りの腕に治ろうとしている。

まだ時間はかかりそうだけど、確実に傷は癒えている。

 

うつ病と診断されて、6か月が経った。人生のどん底と容易く形容できる程度にはどん底だった6か月前。

「そうだ、コンビニに行こう」と思うくらい頻繁にそして気軽に「死にたい」と思っていた。「死にたい」という思考が頭を不法占拠していた6か月前。少し元気になって友人や恋人に会えるようになってからも、ひとりになると「死にたい」という感情が私の頭から離れなかった。

「死にたい」という感情が生まれるのに理由なんてなかった。私はうつ病は一種の「脳みそのバグ」だと考えている。

ひたすらに休み続けた。身体と心に休養を与えた。すると少しずつ元気になっていった。「仕事に行ってみようかな」と思えるようになった。

 

仕事に復帰して、3か月が経った。

復帰したての時期は朝起きて、職場に行って、職場で時間を過ごして、家に帰ってくるまでがやっとだった。家に着いた瞬間、ベットに倒れこんで1~2時間休んでからじゃないとご飯やお風呂ができなかった日も多くあった。電車を目の前で何本も見送った。

ヤバそうなときは時間休や有休を上手く使いながら、何とか乗り切っていた。とにかくどれだけ体力を残しながら1週間を乗り切るかが勝負だった。

 

先日、ボスに呼ばれて「最近有休使わないで1週間乗り切ってるじゃん、前よりずいぶん元気そうだよね」と話をされた。

私は有休を使いながら仕事に来ていたことさえすっかり忘れるくらい、元通りに戻っていた。うつ病で仕事を休んでいたことさえも、忘れて過ごす日の方が多くなっていた。

目から鱗だった。たぶん私は元気になったのだ。100%元通りになったわけではないけれど、「死にたい」と思うこともすっかりなくなったし、元気に毎日過ごすことができるようになった。原因不明の体調不良もなくなって、いつも通りの生活に戻ることができた。仕事帰りに飲みに行ったり、買い物をしたりすることも躊躇なくできるようになった。

 

傷は癒える。休めば治る。時が経てば忘れられる。

私がこの半年で得た知見である。

今後私の周りの人が苦しむようなことがあったら、教えてあげたいと思う。

私がこの先、また悩むようなことがあったとしても、このブログを読み返して少しでも元気になれたらいいと思う。

そんな暑い夏の日のブログ。おわり。