ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

自分をさらけ出すような文章が書きたい

こだまさんの「ここはおしまいの地」と爪切男さんの「死にたい夜にかぎって」を書店で購入して読んだ。「ここはおしまいの地」を読んでから「夫のちんぽが入らない」も再び読みたくなって本棚から引っ張り出してきて夢中で読んだ。

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どの作品も、人を引き込む力がすごくて、夢中で読んだ。あっという間の数時間。

読むシーンによって悲しくなったり、嬉しくなったり、ほっこりしたり、とてつもない愛を感じたり。最後は泣きそうになった。

エッセイを読むのって割と初めてで、ブログ媒体では読んだりするけれど、本として、紙媒体として読む機会は今までほとんどなかった。1年前「夫の」がはてな界隈をすごくにぎわせて、そんなに話題になっているなら読んでみようと購入して読んだ。色んな意味で衝撃を受けたけど、なんとなく他人事じゃないのかもしれないかも、とか思ったりした。

 

そして今、2作品を新たに読んで、「自分をさらけ出す強さ」をものすごく感じた。

自分に起きたリアルな事を、感情を、内面を、ここまでさらけ出して文章にできるのってすごい。色んな事を思っても、それを言葉にすることがまず難しいし、そして外に出していくことが、とても勇気のある事だと思う。

私も何度も自分のことを書こうとした。ブログを立ち上げたのも、1年半近く継続しているのも、なんだかんだ書くのが楽しいから。でもブログと向き合いながら、書こうと思って、結局本当に書きたいことは何も書いていない気がする。

 

研究室のこととか、仕事のこととか、恋愛のこととか、過去の話とか、いっぱいある。誰に見せるわけでもなく、誰かに評価されたいわけでもなく、でもなんとなく怖くなって、書けないことがたくさんある。

コンプライアンス的に書いちゃいけないことだってあるし、身バレも怖いし、読んだ人が不快な気持ちになるかもしれない。とかなんとか言い訳しているうちにずるずるとここまで来ている。

 

ポールダンサーのまなつさん(ポールダンサーだなんて一括りで表現しちゃいけないくらい素敵で魅力にあふれた人、もう今はポールダンサーではないのかな、作家さんかな、失礼な事言ってしまってごめんなさい!)のブログがとっても好きで、なんていうか、自分を思いっきり文章で表現していて、どろどろした部分があるはずなのに、キラキラしているような、読み終わった後元気がもらえる、そんなブロガーさん。自分も背筋を伸ばして、冒険してみたいなって、まなつさんのブログを読んだ後はいつも思う。生き様がかっこよすぎて、もうたまらない。

言及するのもおこがましいくらい自分にとって天の上!な存在の方なんだけど、まなつさんみたいに自由に書けるようになりたいなって密かに憧れていたりする。

www.dokodeneru.com

 

私のなんてことない平凡な人生、少しずつ書いてみようかなと思う。ネットで公開するかしないかは別として、数年後読み返してこんな風に思ってたんだななんて懐かしめたらいいかな、とか。

1年前にこのブログに書いた自分の文章を読むのが結構好きだったりする。1年前に書いたことなんて全然覚えてない。何かを吐き出すように、すごい勢いで書いたと思われる文章が多くて笑っちゃう。

なかなか熱中するものが見つからない私が1年以上ブログを続けられているってことは書くことが好きなんだと思う。何を書こうか考えている時はわくわくする。

 

ネット上で素敵な文章を公開している人はどんな気持ちで書いているんだろう、公開するより下書きでお蔵入りする文章の方が多いのだろうか、それとも全部勢いで公開しているのだろうか。

自分をさらけ出すような、ありのままの私を見て!と言えるような、そんな文章にこれからたくさん出会いたいし、自分もそんな文章が書けるようになりたいと思った、寒い冬の休日でした。