ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

誰かがしてくれた雪かき

大雪警報ですったもんだの翌朝、すなわち今日の朝。

目が覚めてカーテンを開けると一面銀世界。電車止まってるかな?と期待して付けたテレビではほとんどの電車が「通常運行」との文字。

うーん、いつも通りに出社しないとまずいなぁ、電車遅れるだろうから早めにいかなくちゃかなぁ、なんて思いながら身支度をする。

路面凍結でどんくさい私は転倒することが目に見えているので完全装備。雪用ブーツ、一番あったかいコート、手袋、帽子。両手が自由になる鞄。

 

凄い覚悟をしながら家を出る。すると、家の目の前は雪かきされていて、歩行するには問題ない状態に。朝の7時前だというのに、いったい誰がやってくれたのだろう。

通勤路を歩く、人通りが少ない所から少しずつ駅の方へ。雪がない。除雪されている。なんてこった。

周囲を見渡すと、雪かきをしてくれている近所の人の姿が。中学生と思われる男の子に爽やかにあいさつをされた。なんていい子なんだろう。

「ありがとうございます、いってきます」という言葉をかけながら職場へと向かった。

 

職場の最寄り駅に到着、駅前ロータリーに出ると、やはり雪かきされて人が通行できる空間ができている。なんてありがたいことなんだろう。

車道を見ても、昨日の夜の様子から一変、全く雪が残っていない状態で、車が走っていた。もちろん路肩などには雪が溜まっていたが、それは誰かが除雪してくれた跡であることを物語っている。

知らない誰かが深夜にやってくれた雪かきのおかげで、私たちは今無事に出勤できているんだなと、改めて感じた。

 

昨日、駅で窓口対応してくれたお兄さんに「頑張ってください」と声をかけたいと思った。列に並んでいる時から「ありがとうございます」だけじゃなくて「頑張ってください」と声をかけよう、と思っていた。

いざ自分の番が来て、切符の処理をしてもらって「ありがとうございます」とはいつも通り言えたのに、いつもと違う「頑張ってください」の一言が言えなかった。

次の人が待っていたということもあるが、どうしてその一言を、声に出して言うことができなかったのだろうかとすごく後悔した。寒くて混乱している中、たくさんの乗客の人たちの対応をして、きっと翌朝も働くのだろう。

声に出して何かを伝えるのって難しい。自分が思っている以上に、上手くいかないものである。今回も直接伝えることができなかった。

 

だから私はブログを書く。

文章であれば、自分の言いたいことを思う存分表現できるから。

 

直接は伝わらないかもしれないけれど、そっとここに気持ちを残しておこうと思う。

 

昨日今日と、知らない所で働いてくれていたみなさん、雪かきをしてくれた知らない人たち、どうもありがとうございました。きっと自分の想像以上に、この大雪を支えてくれた人たちがいるんだなと思います。

私もどこかで誰かの役に立てればいいな、と思いつつ、明日もぼちぼち生きていきます。