ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

雨と半同棲

雨が止んだら買い物に行こうと思い、小さな窓から空を見上げる。鳥の鳴き声は聞こえるが、雨は降り続いている。もう4時間も経った。天気予報は外れる日だってある。

冷蔵庫の中身をざっと思い出し、今日は外に出なくても、なんとかなりそうだなと考えなおす。今日のお昼は残り物のさばの味噌煮。今夜、焼きそばを作って、冷蔵庫の中身を空っぽにしてしまおう。明日の朝、残り物を全て食べて、食材をたくさん買い込んでこよう。一人暮らしをはじめた時から変わらない冷蔵庫。もうすぐ10年戦士か。毎日自炊。よくこのサイズの冷蔵庫で、うまくやり繰りしているなと、我ながら思う。

LDKでの同棲生活にも慣れた。互いの呼吸のリズムとか、ご飯のペースとか、こだわりとか。ある程度部屋が汚くても、お互いあまり気にしないことがわかった。掃除の頻度は少ないほうかも。でも、それで大丈夫だから、大丈夫なのである。ルンバが欲しいけど、ルンバが必要なほど部屋が大きいわけでもないし、床に物が散らかっているからそもそも無理。

オンラインでの通話が入ると、この家のサイズだと流石に少し気をつかうね、という話をした。でも困ってるのはそれくらい。向こうはもっと思うところはあるのだろうけど。

飛行機を予約する。同棲とは言え、一緒に過ごせる時間は年間のうち、1/3程度。これは、同棲じゃなくて、半同棲か。不規則な生活リズムだが、それでも一緒に居れる時間が少しでも長いほうが、いい。

でも進むのは自分

やりたいことが、たまりにたまっている。

半月ほど前に作った「(半年以内に達成したい)やりたいことリスト」の中身はあっという間に50を超えた。毎日そこそこ充実した日々を送っている。自分の興味の範囲がどんどん広がっていく。2021年は、新しく出会った人や概念がたくさんある。全てを整理することはできていない。でも、自分の「心のフック」となる概念や語彙を広げることには成功した年だと思う。

興味のあることが、同時にどんどん増えていき、拡散している。博士課程に進みたいし、研究もしたいし、文献もたくさん読みたいし、実績も経験も積みたい。一体何の話をしているんだと思われてしまうけど、もう少しお付き合い願えると嬉しい。

 

社会人になって、数年が経過した。周囲の友人は結婚ラッシュで次々と結婚していく。子どもを産んだり、家を買ったり、昇進試験に合格したり、「一般的な生活」における成功を次々と重ねている。その過程には、人それぞれ苦労があるのだろうけど、それをわざわざ他人に話すことはほとんどない。「結婚した」「出産した」「昇進した」とかいう、分かりやすい結果として、私たちの耳には入ってくる。そしてそれを祝福する。同時に、報告してくれたことに感謝する。

わたしはそんな優秀な友人たちとは少し外れた道を歩むことに決めた。その道は、間違いなく回り道である。新卒の時に選択した進路から外れなければ、安定した将来は約束されていたからだ。「今はこんな感じで、これからこうしたいんだ」と話すと、9割以上の友人は驚く。そして問う。「家族は反対しなかったの?恋人は?」「周りが(普通の人生を)進んでいく中で、焦ったりしないの?」

 

数年前、体調を壊した時点では焦りがあった。早く元通りにならなければ、頑張って追いつかなければ、と。長い時間、海の底に沈んでいた。とある人にロープを垂らしてもらい、わたしはそのロープを辿って水面まで這い上がった。そのあと、家族や周囲の大切な人たちが作ってくれた船に乗り、自分で作ったオールを握って、今は、その船を前に進めている。船の向かう先は、大企業での昇進でも、社会的な成功でもない。それでも、当時の私がはっきりと「こうなりたい」と思った自分が、船の先に現れると信じて約2年間、船を漕いでいる。まだ先は長い。

ロープを垂らしてもらったり、船を用意してくれたのは周りの大切な人間である。本当にありがたいことだ。それでも、水面へ這い上がったり、船を前進させているのは自分である。

 

自分の人生には自分で責任を持たなければならない。それでも、周囲から道を外れたことに対して、焦りや劣等感を感じることはなくなった。*1

ある意味諦めたともいえるし、他人と比較することもなくなった。10人で集まったら、わたし以外の9人は順当な人生を送っているように見える。実際そうだと思う。私は外れた1人だ。でも、「この中で比較してもしょうがない」「ないものねだりしてもしょうがない」と思う。もうそのあたり悩みとは、別次元の段階に進んだと思っている。

 

人生でやりたいと思えたことに出会えたことは幸せだ。そして、それに没頭できる環境も。金銭的な贅沢は当分できないし、まだまだ苦労は続くだろうけど、自分のわがままを受け入れてくれる周囲に感謝しながら、日々を過ごしたい。

そして、自分の目標を達成したら、その時には誰かのためにロープを垂らしたり、船を作ったり、メンテナンスできる人間になりたい。だれかが前に進むことを応援できる人間で居たいと思う。

 

*1:とはいえ、子どもの出産という点に関しては焦りがある。今の時点で明確に子供が欲しいと思っている。年齢制限を考えると、本当に多くの点で悩ましい

最近のこと(2021.11)

今月もあっという間に過ぎてしまいました。今年もあと1ヶ月しか残ってないらしい。やばすぎ。年を重ねるごとにどんどん時の流れが早くなっていく。更新は少し遅れましたが、11月の分です。

 

・頑張りました

今月忙しかった。ここ2年くらいで一番負荷が強かった月だったと思う。でもね、ちゃんと乗り切れました。いえーい。

身体的な負荷を考えると、住職近接が働き方としていいんだろうなと思いつつ、精神的な面を考えると必ずしも住職近接が全てを解決するわけでも無くて、難しいなと思ったり。

仕事のコミュニティとプライベートのコミュニティは分けられたらなと思うんだよね、理想は。

とりあえず、体調を崩せずに乗り切れたのが一番の収穫、自分で自分を褒めたい。山場越えたら絶対熱出すと思うって、周りの人に言ってたんだけど、特に熱も出さずに元気元気。

これでマッサージを受けに行けたら最高だ。

 

・おばあちゃんがLINEに挑戦している

もう90歳を超えているおばあちゃんが、新しくLINEをはじめました。息子(わたしの父)たちのサポートのもと、とりあえずipadを渡してみた感じ。マニュアルも丁寧に作って、休日に少しずつ教えに行ってる。ガラケーは使えるんだけど、それ以外のIT機器はさっぱりな祖母。LINEの方が写真とか送りやすいし、孫としてもコミュニケーションが増やせるからいいんだよな、と思ったり。写真とか送って、家族が新しい刺激を加えるのもいいと思うんだけど、どうなんだろう。とはいえ、慣れないipadに苦戦しているようなので、少しずつだよね。

この年になっても、(半ば強制的に渡されたとはいえ)新しいことに挑戦しようとする姿勢は素直にすごいと思う。わたしも新しいことに挑戦し続けられるおばあちゃんになりたい。認知機能も低下していくだろうし、使いこなすのは難しいだろうけど、少しでも頑張ってくれたらうれしいなぁ。

 

・人と会話したい、会いたい

自粛解除されてから、会いたかった人に連絡して少しずつ会ってるんだけど、これこそ私が理想とする生活だなって改めて思った。

人に会わなくても平気、という人ももちろんいるんだろうけど、わたしは定期的に人に会ってお喋りすることが精神の安寧のためにとても大事。

この間3日間誰とも話さなかっただけで、気が狂いそうになった。

このまま世の中の情勢が落ち着くといいね、もう自粛生活に戻りたくない、旅行たくさん行きたい!!!毎週末友達とおしゃべりできる生活がずっと続けばいいのにな。もう少し(すでに少しずつ?)したら子育てはじめる子が増えるんだろうな、生活スタイル変わって会えなくなっていくの寂しいよ。

 

・数年前の卒論

訳あって数年前に書いた卒論を引っ張り出してきたんだけど、何書いてあるかさっぱりわかんなくてびっくりしてる。笑

いや、少し読めばある程度は内容思い出せたんだけど、論文独特の言い回しというか、書き方って慣れるまでに時間かかるなと。普段使わない脳のエネルギーが吸い取られるぜ。

 

そんな感じです。今年もあと少し、やっていきましょう。

自分のための休日

ひっっっっさしぶりのオフ!カレンダーが空っぽの日。今月は怒涛の勢いで駆け抜けていたので、今日という休日をとても楽しみにしていた。

普段より2時間寝坊して、明日が締め切りの作業を進め(これはもしかしたら休日とは言わない)、フィットボクシングで汗を流し、おでんの残り汁で作った絶品うどんを食べ、どうぶつの森で癒され、昼寝をし、今はファミレスに来てパフェを食べている。数日前から「今日はケーキかパフェを食べるぞ」と決めていたのだ。パフェを食べ終え、今はブログを書いている。えっへっへ。幸せ。ひとりの時間でも十分幸せに過ごせる。これでマッサージが受けられれば最強の休日だよなと思いつつ。今月の山場乗り越えたら、マッサージ予約しようと心に決めた。この後は、まだ溜まっている作業を進めたり、ずっと返信しようと思っていたうれしいメールの返事を書いて、帰宅して焼き鮭と炊き込みご飯の夜ご飯を食べる。アロマを香らせたお風呂に入って、少し勉強して、どうぶつの森やって、寝れたら最高。明日からもまた頑張る。

 

この数日は、身体が固いなと、緊張状態が続いているなと思っている時が多かった。意識的に、リラックス用のアロマを嗅いだり(半年以上昔にブレンドした香りがお気に入りでずっと使っている)、ストレッチしたりとしていたけど、運動(フィットボクシング)はできていなかった。今日、久しぶりにフィットボクシングと筋トレを1時間ほどやったら、確かに疲れたけど、身体がスッキリした。運動はメンタルヘルスにおいて必要不可欠だ~と思った次第。

今月の山場乗り越えたら、次は2月に山場がやってくる。ここからしばらくは勝負のひととき。まじで元気な自分がありがたい。活力がある。少し辛くても、乗り越えられるし、頑張れる。身体と頭が働いてくれる。健康に感謝!!!

 

 

手紙をもらう、返事を書く、笑いあう

嬉しいメールが届いた。人生の先輩からのメールで、少し低迷気味だったわたしの背中を押してくれるようなメール。2000文字を超える長文メールを書くために、わたしに時間を割いてくれたんだなと思うと、さらに嬉しい気持ちになる。いい報告ができるように、頑張ろうと思う。

 

今月に入って、自分の中に入ってくる情報量がとても多い。本当は自分の中で噛みしめて、味わって、言語化する時間を作りたいのだけど、アウトプットする時間がない程度には、時間に追われている。でも、今しかできない経験も沢山あるから、大事にしたい。そして、きちんと相手方に感謝を伝えられたらと思う。

 

LINEで短文のメッセージをやり取りするのが主流のコミュニケーションとなっているけれど、そんな世の中だからこそ、気持ちのこもった長文のメールとか、手書きの手紙とかを受け取ると、とても嬉しい。時間も労力もかかるけど、それだけ気持ちがこもってるなと思う。あとはわたしがどのように返すか。言語化能力、もっと高めたい。

 

コロナが落ち着いて、かなり前の生活に戻りつつある。社会全体がある意味で躁状態だったのが1年半も続いていて、その反動がきていると思う。

先日、3日間誰も話さない期間があったのだが、たった3日誰とも話さないだけで、かなり参ってしまった。自粛してた頃は、3日どころか1週間以上誰とも話さないことなんて多々あったのに。

対面で人と会話することの喜びを嚙みしめる。わたしは人間が好きで、だれかと交流をしながら生きていきたいと思っている。この本能のような感情は、死ぬまで続くと思う。

 

1年半フル在宅勤務をする環境で最近不調を顕著に訴えている友人が何人かいる。今までわりと元気だったのに、最近ガタっと落ちてるんだよね、みたいな話を聞く。

3食きちんと食べて、太陽を浴びながら外を歩いて、対面で人と会話する、みたいな営みの継続が必要なんじゃないかと思ったりする。

会社の会議はオンラインで出来るけど、廊下で交わされるちょっとした雑談はオンラインじゃ難しい。

廊下で交わされるちょっとした雑談が、一緒にご飯を食べながら笑いあうあの瞬間が、わたしにとって、愛おしい。