一人暮らしを始めよう、どこに住む?
大学への進学が決まって、実家を出ることになった。
下宿先を探さなきゃならない…
そんな人もこれから増えてくる時期だと思います。
本格的に増えるのはやはり2,3月になると思いますが。
初めての一人暮らしって不安ですよね。
私も不安に感じるうちの一人でした。
いざ大学の近くで一人暮らしを始めると言っても、いくつか選択肢があります。
- 自分でアパートを借りて一人暮らしをする
- 大学の寮に入る
- 学生会館に入る
- 学生マンションに入居する
- ルームシェアをする
今回は「学生会館」と「一人暮らし」の2つを経験した自分の立場から考えてみようと思います。*1*2
そもそも学生会館ってなに?
学生会館について知らない方も多いかと思います。
もしかしたら初耳、という方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に言うと「様々な大学に通う学生が集まって共同生活をする場」です。
他に上げられる大きな特徴としては
- 食事が出る
- 寮母さんがいる
ということです。
必ずしも全ての学生会館で上記のサービスが受けられるわけではないですが。
詳しくは下記のサイトを参考にしてください。
寮母さんがいるので、セキュリティも万全!門限があるところもあります。
朝夕のご飯も提供してくれるから、初めての一人暮らしでも食生活などの心配事が減ることも事実です。
友だちもいるから寂しくなることもなく、体調を崩したりしたら寮母さんに頼ることもできる。
すごい!いいことばっかりじゃん!
確かにメリットも多くありますが、反対に共同生活ならではのデメリットもありました。
ある特徴一つを挙げても捉え方は人それぞれだと思うので、じっくり考えてみてください。
学生会館の特徴
寮母さんが駐在している
私が入居していたところは、24時間寮母さんがいらっしゃいました。
同じ敷地内に同居している、という形ですね。
なにかあったときは寮母さんをすぐ頼ることができます。
また、学校に行くときも玄関で「いってらっしゃい」帰ってきたときは「お帰り」と声をかけてくれました。
これだけでも最初の寂しさは幾分か解消されていたのではないかと思います。
また、体調を崩してしまった時は薬をくれたり部屋までご飯を持ってきてくれたりもしました。
これは寮母さんがいる学生会館ならではだと思います。
ご飯が提供される
私の入居していたところでは、朝ごはんと夜ごはんが日曜以外毎日提供されていました。
食堂に集まって、各自で配膳を行いご飯を食べたら食器を戻す、という形がとられていました。
毎日温かくて栄養のあるご飯が食べれるのはすごくありがたかったです。
食事内容も手作りのものが多く、ごはんやみそ汁はお代わり自由だったのでふりかけをかけて沢山食べている人もいました。
ただ、食事の提供時間が決まっているので朝早い日や夜遅い日はご飯を食べれないことも多かったです。
私は大学まで少し遠かったので、1限がある日は朝ごはんの時間に間に合いませんでした。
ひどい時には忙しすぎて1か月に2.3食しか食べれなかったこともあります。
食費がもったいなかったなぁ
門限がある
門限を過ぎると、建物自体のセキュリティがロックされてしまい学生会館の中に入れなくなってしまう制度になっていました。
だからちゃんと門限に間に合うように帰ってきなさいよ、ということですね。
私が入居していたところは0時でした。
予め旅行などで門限を過ぎることが分かっている場合は寮母さんに伝えておくと裏口を開けてくれたりするのですがそれは最終手段。
ちゃんと真面目に門限に間に合うように帰宅していました。
年頃の女の子だから「0時が門限なんて遅すぎる!」もしくは「妥当よ!」という主張があるのも分かっています。
だけど正直私はこの門限があるのは結構きつかったです。
忙しいサークルに入っていたので、ピークの時は門限に間に合わないこともしばしば…仕方なく大学の近くの友人宅や部室に泊まることもありました。
また、飲み会の2次会には時間的に行けませんでした。
行きたいけど門限に間に合わないから泣く泣く帰宅。
これが良いのか悪いのかは分かりませんが、こんなエピソードがあるんだな程度にとらえてくれると嬉しいです。
トイレ・お風呂・キッチン・洗面所・洗濯は共用
個人的にこれはめっちゃ嫌でした。きつかった。
トイレも人の気配がすぐにわかるし、お風呂も共用だからゆっくりできない。
キッチンも他の人が使うから汚れていたり、時間帯が重なっちゃうとお互いに気を遣う。
長時間の料理はできませんでした。パスタ茹でるくらい。
バレンタインの時はチョコレートの甘い匂いが立ち込めてましたよ。笑
電子レンジ占領されるのは困ったり困らなかったり。
洗面所や洗濯機も共用なので、タイミングを伺わないと使えなかったりします。
使用できる時間も限られているので(深夜や早朝は禁止)、梅雨の時期などは大戦争が勃発します。
結構人目を気にする人は大変かもしれません。
個人的には割とストレスでした。
自分の部屋にあるのはテレビと冷蔵庫
これも会館ごとに違うと思うのですが、自分の住んでいたところはテレビと冷蔵庫のみでした。
冷蔵庫は小さいサイズが一つ。冷凍庫も付いてたかな。
テレビも小さいものでしたが見れました。
あとは机とベットが備え付けでありました。
本棚を持って行って、それを置いて部屋がいっぱいになる感じ。
せめて水道は付いてて欲しかったかな~
友達や彼氏を部屋に呼ぶ(泊める)のは禁止
女子寮だったので当然男子禁制でした。
宿泊は女子友達でも禁止。
個人的には友達呼んで夜通しお喋りとかしたかった。
けど、声は筒抜けなので禁止でよかったと思います。
隣の人がうるさかったら嫌だもん。
彼氏を呼んできゃっきゃウフフなんて論外です。
他の学生会館では彼氏を招き入れたらその彼氏が不審者扱いされたとか。
そりゃそうか。
恋人と自分の部屋でイチャイチャしたい人には全然おススメできません。笑
どっか別のところで楽しんでください。笑
家族の宿泊は大丈夫だった気がします。
ゲストルームみたいな所があった気がする。
事前に申請が必要でした。
外泊届を提出する
外泊をする場合は、「外泊届」の提出が必須でした。
2,3日前までに提出するルールがあった気がします。
まあ無断外泊かなりしましたけどね。バレてなかったと思う。多分。
良くも悪くも共同生活
共同生活って良い所と悪い所の両方があると思います。
私は、一緒に入った寮生の子とタイプが合わずに全然友達になれませんでした。
2年間いたけど、ちゃんと話したのは2,3人くらい。
しかも世間話程度の付き合いです。
仲のいい子同士で部屋を訪ねあったり、一緒に出掛けたりってこともあったみたいですが、私にはそのような関係の子はできませんでした。
仲のいい友達ができなかったから学生会館での生活があまり楽しくなかったのかもしれないです。
(ちゃんと大学とかには友人はいますよ笑)
困った時に助け合えるけど、そこに入った子と上手くいかないと共同生活は難しいんじゃないかと思います。
寮生は選べないし。
常に人の気配があるのが良いのか悪いのか、人それぞれだったりしますよね。
私は断然「一人暮らし」派
今まで書いてきた時のテンションというか書き方でわかったと思いますが、私は圧倒的一人暮らし派です。
一人でも寂しくないし、自炊だってちゃんとできるし、身の回りのことも問題なくできるし、友達呼んで宅飲みしたいし、お泊りだってしたいし、飲み会の2次会も行きたいし、終電帰りもしたかった。
サークル活動に支障をきたしたのも大変な要因でした。
だけど「安全・安心」を買うという面では学生会館はしっかりと役目を果たしていると思います。
私の入居していたところはご飯が美味しかったし建物もきれいでよかったのですが、他の友達が入居していたところはご飯は不味い、建物は古くて汚い(Gが出る)、など悲惨な場所もあったみたいです。
その友人は半年で耐えられず退去して、一人暮らしを始めていました。
一度見学に行ってみよう
何はともあれ検討しているのであれば、一度見学に行ってみることをおススメします。
個人的チェックポイントとしては
- 駅からの道(暗くないか・危険な場所はないか)
- スーパーコンビニが近くにあるか
- 門限はどうか
- キッチンやごみ箱の衛生状態(寮生の生活態度がわかる)
などですかね。
もし入居している人と話をする機会があるようだったら話してみると生活の様子が分かっていいと思います。
最後に
受験などのバタバタで、自分の住居までちゃんと考える時間がないことも多いと思います。
ただ、学生生活を楽しむにあたって住環境はかなり重要です。
あまり安易に考えるのではなく、情報を集めた上で冷静に検討した方がいいと思います。
親と子供でしっかり話し合うのが重要なのではないでしょうか。
個人的には、学生会館で過ごした2年間は無駄ではなかったと思います。
集団生活の難しさや大切さを学ぶことができました。
親にも感謝しています。
一人暮らしはずっとしたいと思っていましたけどね…
今回書いてあることは、あくまで自分の経験に基づくことなので他の学生会館では状況が全然違う!ということもあるかもしれません。
ご了承ください。
それでは、学生生活楽しんでくださいね!