山田宗樹さんの「嫌われ松子の一生 上下巻」と続編の「ゴールデンタイム」を読んだ。
嫌われ松子の一生は、昨年舞台を観に行っていてずっと原作が読みたいと思っていたのだけどずるずる引っ張ってしまっていて最近ようやく読めた。
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— すだち (@sudachitt) 2017年7月1日
嫌われ松子の一生では、一度舞台を観ていたからストーリーは分かっていて、だからこそ先に進んで欲しくないというか、松子かわいそう、あぁ…つらい…みたいな気持ちになりながら読んだ。
切り口が舞台と原作では全然違っていたのだがどちらも面白かった。
ゴールデンタイムは嫌われ松子が全体的に暗い話だったから続編も暗いのかな、なんて思っていたけど全然そうでもなくて、むしろ青春小説みたいな、私と同世代の人の悩みとか苦悩とかが書かれていた気がする。自然と自分と重ね合わせてみたり。
全速力で駆け抜けるように読み切った。
音楽とかダンスとか演劇とか絵とか、自分を表現できる技術を持っている人が羨ましいと感じた。これだけは胸を張ってできる、人を笑顔にすることができる、そして何より自分が楽しい、ということ。
私には何もないな、辛うじてブログが自己表現できる唯一の手段なのかななんて思ったり。
羨んでるだけじゃ何にもならないけど、自分が打ち込んで楽しんで、あわよくば他の人も喜ばせてあげられるような何かが見つかるといいなって思う。
7月になって2017年の上半期が終わったけど、社会人になって3ヶ月が経ったけど、毎日が充実してて楽しい。
仕事は大変だし、残業もあるけど今は全てが新鮮で純粋に楽しいと思える。もちろん嫌なこともあるけれど。
休日には友人やごく稀に彼氏に会って、また月曜日から仕事。1週間があっという間に過ぎて、気がついたら1ヶ月、3ヶ月となっていった。
土日は自分のために全部時間が使えて(もっぱら遊んでるか寝てるか)、経済力もちょっとついてきて、思ってたより社会人も悪くないなと思っている。(いつか仕事したくないって言い始めるんだろうな、我ながら見ものだ)
大学生に戻りたい気持ちもあるけれど、今は今で良いと思ってる。
自分のために時間が使えるのは贅沢なことだと思う。今しかないから楽しもう、燃え尽きよう。
読書は楽しい。自分の中に新しい風を吹き入るてくれる。ちょっとだけ、豊かになれた気がする。