ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

無気力の正体

ここ数日、なんとなく無気力状態が続いていて、「どうしてだと思いますか?」と聞かれたときに理由を考えてみた。とっさに出てきたのは、「コロナが蔓延してるから、いい状態にならないから」という理由であり、それを口に出した。もちろん、コロナもそうなのだけど、コロナの蔓延が直接的に影響してるわけではないんだよなぁと思いつつ、とりあえずそう答えた。私のメンタルにとって、コロナは間接的に響いている。コロナに罹患するという直接的な恐怖よりも、行動制限や生活に支障が出ていることに対するストレスの方がずっと大きい。

とはいえ、無気力の理由は、コロナだけではない。帰り道、無気力の理由を考えながら運転をしていたら、結論にたどり着いた。家族の入院だ。ひとり家から欠けることで、家族システムに変化が生じる。何かあった時には自分が家族を支えなきゃ、的なプレッシャーと、容体の心配が重なっている。深刻に考えすぎても、自分にできることは限られているので(医者の技術と運を祈る程度しかできない)、考え込みすぎて落ち込むくらいなら、どーんと構えていようとは思っているのだけど、とはいえ、無意識の中ではそうでもないんだろうなぁと思う。何が深刻な事態になってしまったら、否認・怒り・現実逃避・深い悲しみなどが自分の中に生じるのだろう。現時点で生じうるのは不安だ。不安と対峙するエネルギーを使わないようにしているのかもしれない。

「緊急連絡先にすだちの携帯電話番号も伝えておいたからね」と言われ、「あぁ(自分も親も)もうそんな年になったのか」と思ったりもした。いつまでも、あると思うな親と金。

割と気楽に考えているつもりではあるのだけど、とはいえ、精神的に負担はかかっているんだろうな、という結論にたどり着いて、少し楽になった。

 

コロナ禍で面会もできない。手術の立会も一人だけ。医師から説明を受ける、本人や立合いの人を支えられる資源も乏しい。可能であれば私も同席したい。2人で聞くより、3人で聞いた方が、ショックが和らぐ気がする。そうでもないのかな。

こんな状況の中、入院できただけラッキーなのかもしれない。しばらくは家族の支援者となれるように、粛々と過ごそうと思う。