東京で大雪警報が4年ぶりに発令された。
雪のピークは夕方から夜にかけての帰宅時間帯。都内でも積雪が予想されていた。
【大雪情報】関東甲信地方や東北地方では、明日22日昼頃から23日朝にかけて、普段雪の少ない平野部を含めて大雪となるおそれがあります。不要不急の外出を控え、運転する場合にはチェーン等を装着してください。公共交通機関を利用する際は最新情報を確認し、時間に余裕をもって行動してください。
— 内閣府防災 (@CAO_BOUSAI) 2018年1月21日
前日からこんなことが政府から言われていたのに、まぁ当然というべきか、今朝は普通に出勤。
仕事を始める。雪が降ってくる。昼過ぎからはずんずん積もりだし、大雪注意報が大雪警報に変わった。この「大雪警報」がどんな意味を持っているのか。
職場は全員「大雪警報」が発令されていることは認識しているが、上司から「早く帰りましょう」という言葉はなし。定時まで待って、それから帰った。
私は「電車止まったらヤバいんで帰りまーす」と言って、何食わぬ顔して帰ってきたが、いつも通り残業をする人もいるのだろう。想像の範疇だ。
私は思う。「大雪警報」が出ているのに、普通に仕事して、普通に帰ろうとする。
当然「警報」が出るレベルのヤバさなのだから、電車は止まる、バスも遅れる。タクシーだって来ない。21時にNHKでやってた渋谷駅前の中継。想像通りだけど、寒さに凍える人で溢れていた。
渋谷、品川、その他の駅の入場規制。電車の遅延、運転見合わせ。こうなることなんて分かっていた、雪が弱まれば、あまり降らないかもしれない、天気予報が外れることなんていくらでもある、そう考えたい気持ちも分かる。だけどさ、「大雪警報」が出ている時点で、もっと行動を考えるべきなんじゃなかろうか。
日本のインフラ技術はすごい。雪国はともかく、普段は雪がほぼ降らない東京で雪が降っても懸命に電車を動かしている。
朝の通勤時には3分に1本のペースで。数分とも狂わずに。同時にいくつもの電車を。
多分私たちは鉄道会社を過信していて「これくらいの雪だったら動くだろう」「雨風強いけど、電車が動くのは当たり前だろう」なんて考える。だから仕事だって途中で切り上げないし、翌朝だって定時に来ることを要求する。
大雪の時は安全を考えて、慎重に電車を走らせることは当たり前の話で、本当に安全に電車を運行させている鉄道会社の技術力と社員はすごいと思う。現場はどれだけ疲弊しているのだろうか。
でも、もっと平和に過ごすことができると思う。少なくとも「大雪警報」が出た時点で、会社は社員を返すべきだし、一社会人として、素直に帰るべきだと思う。インフラや人の命にかかわる仕事をしている人は別として、今日中にやらなきゃいけない(=極論やらなきゃ死ぬ)仕事がある人はこの世にいったい何人いるのだろうか。
本当に今日やるべきなのだろうか。都内は混乱して、インフラに携わっている人は本当に疲弊してしまうと思う。下手したら大きな事故が起きかねない(実際に道路を見ると起きている)
明日の朝だって、今現在夜22時前の段階では「明日の朝電車が動くか分からない、遅延はほぼ確定」なんて状態だけど、会社から「ゆっくり来てください」なんて通知はないから、普段の時間で間に合うように行く努力をするわけだけど、当然家を早めに出て、でも普段より本数が少ない電車に乗ろうとしたら、乗り切れない問題とか色々発生して、現場は混乱する。
例えば受験生とか、どうしても出勤しなくちゃいけない(心当たりは医療関係者・インフラ関係者あたり?)、みたいな人もちゃんと時間に間に合わないリスクがあるわけで、どのみち遅延するなら、本数も減るのであれば、それこそ「不要不急」の用事や仕事がない人は午後からゆっくり行くべきだと思う。
私がもし経営者や管理職になったら、「安全第一で、交通機関の混乱が収まってから来てください、無理に家を出ないでください」と言えるような人間になりたい。
ラッシュの時間に帰宅した私が言うのも説得力に欠けていると思うのだが、今日見た鉄道会社の方たちが本当に大変そうで、きっと私たちの知らない裏側で努力している技術職の人たちもたくさんいるわけで、徹夜で頑張る人たちがたくさんいて、なんていうかその人たちが少しでも楽になればいいのになって思う。
素直に電車を全部止めちゃっていいし、電車が止まる前にみんな家に帰ればいい。翌朝だって、必要最低限の本数で、必要最低限のお客さんが乗ればいいし、頑張りすぎて倒れちゃうような人がいるんだったら、無理しないで、復旧できる時に復旧すればいい。
それが許されるような社会になればいいのになって思う。
臨時休業するお店や、遅延する鉄道やバス、至る所で「ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません」の言葉が飛び交う。
「大雪警報」が出てるんだから、臨時休業して当たり前だし、鉄道やバスが遅延したり止まってしまうのは当たり前だと思う、だって「警報」だもん。気象庁とか国交省とかなんかわかんないけど頭のいい人たちが「危険で危ない」って判断したから「警報」が出てるんでしょ?「異常事態」なんだから、普段と違うことが発生して当たり前だと思う。
むしろ利用者の私たちが「こんなに大変なのに動かしてくれてありがとう、ラッシュの時に来ちゃってごめんなさい」くらいの心意気であるべきなんじゃなかろうか。
今日「早く帰れ」という指示があった会社もたくさんあるだろうし、明日「ゆっくり来ていいよ」と言ってくれている会社もあるんだと思う。もっともっとそんな風潮が増えて、もう少しだけ生きやすい世の中になってほしいと願う。
明日既に午後出社とか、受験開始を午後に設定してる組織はとても優秀だと思う。私もそんな組織に属したい人生だった。
兎にも角にも今日明日とインフラを守ってくださっている方たちには頭が上がりません。社会人になってすごく強く感じるようになりました。
この大雪が去ったら、温かい所でゆっくり休んでほしいです。いつも社会を支えてくれてありがとうーーーー!!!!
こんな雪の中インフラ動かしてくれてる人本当にありがとう!
— すだち (@sudachitt) January 22, 2018
もっと早く帰宅命令が出てればラッシュにならないのにね!そしたらインフラの仕事してる人たち随分楽になるのにね!!!
インフラ以外でも、今私の知識不足のせいで、私の知らない所で社会を支えてくれる人がいるんだと思うと感謝の気持ちが溢れてくる、ありがとう、ありがとう!!
すごい勢いで書いたから支離滅裂だし何言ってるか分からなかったり、矛盾してることも多々あるかもしれないけど、今の感情として残しておこうと思う。
みなさま、ご安全に!