ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

わたしのポケモン今昔物語

ポケモンの新作を買った。昔からポケモンというコンテンツが好きで好きで、小学生の頃はリーフグリーン、エメラルドをずっとプレイしていたし、アニメも毎週欠かさず見て、ポケモンカードで友達と対戦していた。当時は、ゲームの攻略情報や、最新作の情報は、テレビか雑誌、そして攻略本から入手していた。それ以外の手段を、小学生である当時の自分は持っていなかった。朝はおはスタを見て、日曜日はポケモンサンデーを欠かさずチェックしていた。ゲームを購入すると同時に、攻略本も購入し、ボロボロになるまで読み込んだ。10歳になるまでゲームは買ってもらえなかったので、ルビーサファイアをプレイすることはできなかった。それでも、どうしてもポケモンがやりたかったわたしは、攻略本を買ってもらい、自分がプレイするわけでもないのに、ずっと攻略本を読み込んでいた。街の名前、拾える道具、出現するポケモンポケモン進化のレベル、覚える技とそのレベル、ポケモンの性格、物語の中ではひとつしか入手することのできない道具、など、読める範囲にあることは全て読み込んでいた。その知識は、だいぶ劣化したといえ、自分の中に未だ焼き付いているものは多い。攻略本1冊で、何十時間も、何百時間も過ごしたと思う、それくらいポケモンが大好きだった。
リーフグリーン、エメラルドを手に入れてからも、ゲームができるのは1日30分までだったから、それ以外の時間はずっと攻略本を読み込んで、明日はなにをしよう、どのポケモンを育てよう、次のジムリーダーは誰だから、何タイプのポケモンを育てよう、もうすぐミズゴロウヌマクローに進化する、楽しみだなぁと、無限大に広がる妄想と共に眠りについていた。
 
中学生になって、部活や学校が忙しくなり、ポケモンとは距離が自然とできていった。最新情報を追いかけたり、ゲームをプレイすることもなくなり、ほとんどポケモンとは無縁の生活を送っていた。たまたまポケモンセンターの前を通りかかったら、中を覗いてみる、くらいの興味はあったものの、本当にそれくらいだった。
 
大学の卒業旅行で、沖縄に行った時、お酒を飲んでホテルに帰る途中、ポケモンセンターに寄った。そこで見つけた沖縄限定のピカチュウのぬいぐるみがかわいくて、酔った勢いで購入した。10年ぶりのポケモングッズだったかもしれない。でも、それだけだった。
 
今年、ユーチューバーのポケモン対戦実況の動画に出会った。軽い気持ちで見てみたら、新しいポケモンがたくさん増えていて、対戦環境も以前よりずっと熾烈に、というかインターネット上で対戦ができるようになっていた。わたしがやっていた頃はゲームボーイアドバンスにワイヤレス通信の端末をつけて、友達と対戦や交換をすることが精いっぱいだったというのに。
どの時代にも、ガチ勢はいるもので、動画投稿している人たちのプレイや知識、ポケモンにかけている情熱というものは半端じゃないことが、動画を見ていくうちに分かった。知っているポケモンが動画に登場して、対戦で活躍していると嬉しいし、もう25歳になるというのにワクワクしている自分がいた。どうやら新作のポケモンが今秋発売されるらしい、どうしよう、やってみようかな、でも今のポケモンやゲームについていけるのかな、といった不安や期待が胸をよぎった。
 
今のゲームは、発売日当日の0時にインターネットを経由してswitchにソフトをダウンロードすることができる。よって、最速プレイは、発売日当日の0時に開始することができるのだ。(フラゲについては少し論点がずれるため今回は触れない)
昔は、ソフトをお店で購入して、家に帰ってパッケージを開けて、カセットをハード端末に挿してゲームをはじめていた。わたしは昔の人間なので、ダウンロード版じゃなくて、パッケージで欲しいと思った。発売日の当日、電気屋さんへ行き、ポケモンの新作を購入することにした。
発売日前から、新作に対するネタバレ情報が、ツイッター上などに上がっていたらしい。インターネットを誰でも使える時代、簡単に情報を発信し、情報を受け取ることができるようになった。ネタバレ情報も、ツイッターを開いていれば、見るつもりがなくても目に入ってしまうこともあるし、欲しいと思えばどこまでも追いかけることができる。
発売日当日の0時からはもちろんYouTube上で、生配信のプレイ動画、それから少し経つと、攻略情報やどのポケモンが強い、などの動画がたくさん出ていた。わたしは、あまりネタバレをしたくなかったから、いつも見ている実況者さんの動画も見なくなった。ゲームを買わなくても、ゲームを楽しめるようになったのが、この時代だと思う。
 
ゲームに詰まったら、インターネットで検索すればすぐに攻略情報が手に入るし、欲しい情報に簡単にたどり着くことができる。時には「今はまだ見たくなかった」という情報が目に入ってしまうこともある。すごく便利だ、便利で、もうインターネット無しの生活を送ることはできない。きっと、もう少しゲームが進んで、ポケモンを強く育てたいと思うようになったら、攻略情報サイトにお世話になるのだと思う。
それでも、やっぱり少し懐かしく思うのだ。攻略本片手にゲームをプレイしていた、あの頃が。ボロボロになるまで攻略本を読み込んで、友達と情報交換したり、色々試行錯誤したりしていく、予想外のタイミングで出てくるライバル戦で全滅してしまう、あのゲーム環境が。
 
これから生まれてくる子供たちは、私たちが通ってきた「攻略本」を使ったゲーム環境とは全く違う世界を味わうのだなと思う。攻略本?なにそれ?インターネットに全部書いてあるから買う必要ないじゃん、と言われてしまうかもしれない。実際、わたしも今作は攻略本を買っていない。できるところまではネタバレなしで独力で、いざとなったらインターネットに頼ればいいなと思ったから。
 
これは懐古厨と言われてしまうのだろうか。単なる思い出補正が強く働いて、当時が懐かしいと感じているのだろうか。それでも、手に馴染んだ攻略本片手に、ポケモンの世界を旅したあの頃を、忘れることは絶対にできないだろう。