10連休の前日、金曜日の夜に塗ったネイルをそっと落としたのは昨日。すなわち10連休の最終日。
自分の爪が通常モードに戻り、重い身体を持ち上げて、でもほんのちょっとだけ「そろそろ仕事行きたいな」って思った感情もある、満員電車に乗った。現実が帰ってきた。
もう25歳になる年になった。社会人三年目。大人か。世間的には、外見的にも、大人だと言われて言い訳が効かなくなってきたような気もするけど、やっぱりわたしの心は子供のままだと思う。
GWは、車を延々と走らせて、若いうちしかできないような、なかなかハードな旅をした。10連休が無かったら到底できていない行程。2泊3日以上の旅に出ると、旅先で一度は「家に帰りたいな」と思うのだけど、今回はそれが一度もなかった。ずっと楽しんで、毎日景色やグルメに感動して、そこそこハードな、頭の悪い行程をこなした。
学生時代の時の友達と、まだわちゃわちゃできる環境にある。
「ディズニーに行きたい」「行こう」
「BBQがしたい」「やろう」
と、誰かが声を上げればなんとなく人が集まって、なんとなく行って、なんとなく遊んで、なんとなく帰ってきて、なんとなく日常に戻る、そんな日々だ。既婚者も混ざってたりする。でもそんなの関係なく、予定が会えば「遊ぼうよ」となる。
「青春」というと、なんだか10代の中高生を想像するけれど、わたしは今だって「青春」だと思う。
わたしより年上の人たちでも、気の合う仲間と集まってピクニックをしたり、旅行に行ったり、色んな人のブログを読んでいると、そういう景色が垣間見える。すごく楽しそうで、素敵だなと思う。
自由気ままなひとり旅だって青春だ。楽しいじゃん、青春じゃん。
中高生の時に感じていたキラキラを、まだ感じることができる。遊びの前日に「楽しみだなぁ」って思いながら眠りに就いたり、帰ってきてから写真を何度も見返して「楽しかったなぁ」って思ったり、こうやって文章を書いてみたり。
ひとり旅でどこに行こうかと妄想したり、実際に宿を探したり、そういった「心浮かれる」ことだって青春だ。いくつになっても本人が「青春だ」と言えば青春だ。
クサいと言われるだろうか。もうアラサーなんだし、そんな若ぶってるんじゃないぞと言われるんだろうか。それでも、わたしは楽しいことを考えてウキウキしたりちょっと舞い上がったりする気持ちに「青春」と名付けたい。そう思った。
いくつになっても、たとえ結婚して子供が生まれたとしても、気持ちは若くいたい。
楽しいことには「楽しい」と全力で思えるような人間でいたい。
まだまだわたしは元気だ。ぶっ放していこう。