ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

「空いている」という価値

東京で仕事をしていると、「空いている」という価値がどれだけ大きいか実感することがある。
普段の生活ではなかなか感じることができないけれど、例えば旅行先だったり平日の映画館だったり。
 
例えば「空いているカフェ」にどのようなイメージをもつだろうか。
「人が来ない=美味しくない」というネガティブなイメージ?
「人が少ない=ゆっくりしていても迷惑がかからない」というポジティブなイメージ?
確かに人っ子一人いないカフェに入るのは少し勇気がいるし、心配になるけれど、逆にとらえれば「貸し切り」状態ということでゆっくり自分の時間を過ごすことができる。
 
私が「ここ良いな」と思えるカフェの条件はいくつかあるけれど、作業をすることをメインに考えると
・空いている(いつ行っても空席がある)
・隣の席との間隔が広い
・机が広い
・比較的静か(甲高い声で話すおばさんがいない、子供の泣き声は全然OK)
あたりが条件になってくる。
そのうえ珈琲や紅茶が美味しくて安価だったら文句はないんだけど、値段と環境には相関関係があると思っているのでそこにあまり深く突っ込まないでおく。
 
空いてる、っていい。
空いてる、ってありがたい。
 
旅先で感じる感情として「人が少ないこと」が挙げられて、「人が少ないところに行きたい」という欲求を満たせる場所を選ぶこともある。
こんなことを言ったら、多方面の人から叱られそうではあるけれど、「空いてる」という価値を推していくことによるビジネスは成立する可能性があるんじゃないかなと思う。
 
「人が少なく、温泉もほぼ貸し切りで入れます」とか、「バスも隣に人はいなくてゆったり座席を使えます」とか、「街中の飲食店もいつでも並ばず入れます」とか、「渋滞がないので、快適にドライブできます」とか。
それに伴って「人気がないのかな」などというマイナスイメージを持つ人もいるかもしれないけど、私だったら都内から日帰りで行ける距離でそんな素敵な場所があったら、毎月通いたいくらいだ。日帰りじゃなくても、気に入ったら数か月に一度のペースでリピーターになる可能性もある。
人が少ない所で、手足を伸ばして、ゆったりできる場所を見つけて増やしていきたい。
 
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過疎化で思いっきり悩んで困っててシャレにならない地域があることは分かってるけど、それとこれとはちょっと切り離して読んでくれると嬉しいです。