ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

自分の子どもが転校するときにしてあげたいこと【もしも自分が親だったら】【転勤】

小学生の時に2回の転校経験がある。どちらも親の仕事の都合であり、子どもに意思決定権は一切なかった。

特に小6のときの転校経験と不適応からの不登校はかなりつらい記憶として自分の中に残っており、それは15年以上経った今でも、人生の各所に影響を与えている。

 

自分も将来子どもを育てることになるかもしれない。そして、様々な要因で転校する機会があるかもしれない。子どもがどんなに気に入っている学校だったとしても、その学校を離れなければならないことがあるかもしれない。

そんなときに読み返せばと思って、書いておく。

 

 

元の学校の友人との関わりを維持する

定期的に会える距離なら、遊びに行く

 ネットや手紙のやり取りもいいけど、仲のいい友達とは直接会って遊べるだけで何倍も楽しさが違う。子どもは自分の力で移動することはできない。(近距離なら可能かもしれないが)仮に新しい学校に馴染めなくても、「来月には○○ちゃんと会える」と思えるだけでどれだけ励まされることか。

私も転校後の夏休みに、前の小学校の友人の元へ遊びに行く機会があった。(親が連れて行ってくれた)もう15年以上昔の話なのに、その時とても楽しかったことを覚えている。

今の小学校に戻れば、楽しくない毎日が待っていることは分かっているけど、それでも(だからこと)昔の友人に会える機会は貴重で楽しい時間だった。

 

ネット上の交流を許可する

 インターネットの使い方の方針は各家庭によって様々だろう。自分も子供の頃はずいぶんと制限されていた。(というかあまり浸透していなかった)

転校直後は、転校前の友人とは、FAXや手紙を用いてやりとりをしていた。これも、新しい学校でちっとも友達ができなかった中でとても楽しいひと時となっていた。文字を使ったコミュニケーション。FAXも手紙も用いられる機会は激減しているだろう。

もちろんネットリテラシーや教育も必要だと思うが、定期的に前の学校の友人と連絡が取れたらどれだけ嬉しいことか。時間が経過すると少しずつやり取りの頻度は低下していくかもしれない。それでも、新しい環境に慣れるまで、たとえ距離が離れていても、インターネットの向こうの友人の力を借りることは大事だと思う。

 今は環境さえ整えれば、電話をつなぎながら一緒にゲームをすることが可能な時代である。対面でなくても、仲のいい友人と一緒にゲームができることは、子どもにとってどれだけ楽しいだろう。ただ通話をするだけでもいい。放課後の娯楽と、子どもの居場所作りとして、インターネットを用いた子ども同士の交流を許可してもいいのではないか。

 

習い事の継続

 もし、彼・彼女に熱中していることや好きな習い事があるようだったら、新しい土地でも継続できる環境を探してあげてほしい。好きなことをしているときは、嫌なことを忘れることができる。共通の趣味があれば、すぐに仲良くなれたりする。一般的に年を重ねるにつれ、転校先で馴染むまで時間がかかってしまうと思う。孤独やしんどさを感じることも頻繁にあるかもしれない。それでも、得意なこと・趣味などは自分に自信を与えてくれる。楽しさも。

私も転校先で馴染めなくて落ち込んでいた時に、親がスイミングスクールを探してきてくれた。そのスクールには同じ小学校に通う子はいなかったように思う。でも、得意な水泳を定期的にできることは、大きなストレス発散となっていた。

 

サードプレイスを探す

 簡単に転校先に馴染めれば必要ないのかもしれない。でも、転校先に馴染むのに時間がかかったり、ストレスを抱えてしまう、不登校気味になってしまうのであれば、親としてサードプレイスを探す手伝いをしてあげてほしい。

 適応指導教室でもいいし、新しい習い事やサークルに顔を出してみてもいい。メンタルフレンドになってくれる大学生のお兄さん・お姉さんを探してもいい。ゲームが好きなら、インターネット上で友人や居場所を探してもいいだろう。

 とにかく子ども本人が安心して過ごせる場所を探すこと。学校の教室の中だけに居場所を探そうとするとしんどくなる。親もつらくなるだろう。学校の外に視野を広げて、子どもにとって居心地のいい場所を探してみてほしい。

 

ゲームの許可を検討する

 これは私が「ゲーム禁止」の家庭で育ったことが背景にあるかもしれない。ゲームを禁止されると、ゲームをしている子どもとの交流機会が減ってしまう。子ども同士の会話の大きなきっかけを占めていたりもするだろう。今はYouTubeとかだったりもするのかな。

 親のエゴでゲームを禁止したい気持ちも分かる。目が悪くなる、依存しちゃう、子供は勉強をしないとダメ、ゲーム以外に楽しいことがたくさんある。分かるよ、全部、親としての言い分も分かる。

でも、そうやって一方的に禁止されると、子どもは、子ども同士の交流手段を一つ失ってしまう。周りの友達がみんなゲームの話をしていて、そんな中会話に入れない時の寂しさは今でも覚えている。

 もちろん使用頻度や使い方などは話し合って決めていく必要があると思うが、一方的に親の都合や考え方でなんでも「禁止」してしまうのはどうなのだろう。

 

もちろん上記に書いたことは、全て「子供が希望するならできるだけ叶えてあげたい」と思っていることである。親の考えを押し付けるのも違うと思うし、子どもが別のことを希望するならそれにできるだけ寄り添うことが大事だと思う。

一番重要なのは、本人の希望を聞くこと。それに尽きるだろう。

 

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