試験運用:わたしの取扱説明書
遠距離恋愛中の恋人との相互理解を深めるために、「わたしの取扱説明書」を書きはじめた。
きっかけとしては、将来の話が少しだけ具体的になってきたこと、それに伴い相互理解を深める必要があると思ったこと、わたし自身のことをもっと知ってもらいたいと思ったことなどにはじまる。
現在遠距離恋愛中なので、お互いの生活リズムやスタイルに関しては、たまに会った時に雰囲気で察したり、電話で話したりすることでしか、把握ができない。話したいことはたくさんあるけれど、病状について逐一細かく報告することはないし(大きな変化があったりしたらちゃんと伝えるけれど)、毎日何を食べたとか、誰と会ったとか、そういった日々の情報は話さないことの方が多い。
大事なことは会って話さないと分からない、と思っているわたしにとって、とにかく遠距離恋愛というのはコミュニケーションの頻度が非常に少ない。LINEや電話もあるけれど、毎日ずっとしているわけにもいかないし、頻繁に連絡を取り合うマメさはわたしに備わっていない。毎日最低1通は生存確認を込めて連絡しているけれど。
となると、会っている時に行われるコミュニケーションの質を高めていくしかないのだが、せっかく会えたのにそんなに根を詰めて話し続けるのもなんか違うし(くだらない話だっていっぱいしたいじゃん)、でも大事なことはちゃんと話したいし、という事態が発生する。
次に会えるのは年末だが、それまでに「わたしの取扱説明書」を作ろうと思った。
健康、お金、衣食住のこだわり、HSP、性格、友人、家族。
相手にお願いしたいこと、相手にやめてほしいこと。
好きなこと、嫌いなこと、苦手なこと、ある程度なら我慢できること。
生活リズム、ひとりになりたいときの方法、癖、習慣、絶対に譲れないこと、こだわり。
家にストックしておきたいもの、好きな寝具、お風呂のタイミング、ごみのまとめ方。
具合が悪くなるタイミング、その対処法。
書き出したら、本当にキリが無くなってしまった。
恐ろしいほどの文字数で、まだまだ量は増えていきそうだけど、ある意味自己分析が同時に行えたりして、それはそれでいいのかなと。
遠距離恋愛だと、会える時間は少ない、じっくり話せる時間は本当に限られている。
だからこそ、効果的に話し合いの時間を使うために「わたしの取扱説明書」を作ることにした。
できたら相手にも作ってほしいなと思うけど、作るのにも労力や時間がかかるから、強制はできないなと思っている。健康、お金、衣食住周りだけでも書いてくれたら助かるんだけどね。
とりあえず、次に会った時に直接見せて、相手の反応を伺うところからはじめようと思う。お互いにとって、いい結論や話し合いができたらいいな。
できたら年に1度くらいのペースで更新をしていって、毎年お互いのことについて話し合えたらいいと思う。人間は変わっていく生き物だから。
暗黙の了解でもなく、察してほしいでもなく、自分のことはちゃんと言葉にして伝えないと分からない。
どんなに仲が良くても、気を許せる相手だったとしても、自分のこだわり、欲求、意見、感情はちゃんと言葉にして、伝えていける関係を作りたいと思っている。
伝えないと分からないし「相手が察してくれない(自分は言葉にして伝えていない)→自分の欲求が満たされない→勝手に怒る」というのは、相手にとっては理不尽以外の何物でもないと思う。だって言わないと分からないもん。親しき中にも礼儀あり。
お互いにそういった齟齬が無いように、ちゃんとコミュニケーションが取れるように。
そんな願いを込めて「わたしの取扱説明書」の試験運用をはじめます。