ずぼら女子奮闘記

ずぼら女子がリアルでは言えないことを吐き出すブログ。

「エモい」が使えない

流行語に乗るのが苦手だ。流行語、というより新しく出てきた若者言葉。
自分の口から日常生活で使えるようになるまでに1年近くかかることが多い。
 
例えば、大学に入学してからよく聞くようになった「ゆーて」「わんちゃん」という言葉。
2つの単語が組み合わさると「ゆーてわんちゃんあるっしょ!」といういかにもウェイ系の大学生が発しているような言葉になる。
最初はこの単語や言葉を聞くとぞわぞわとする正体不明の違和感が私を襲った。私はウェイ系の大学生ではないので、そのような言葉を大声で言っているような人たちには怖くて近づけなかった。
新歓の時期に「ゆーて」「わんちゃん」を繰り返す大学生を見て、「猿みたいだな」なんて思った記憶もある。
でも「ゆーて」「わんちゃん」がだんだん大学生の中に浸透していって、私の周りの友人たちも使うようになった。一緒にいるから、脳内で考えている時は「ゆーて」「わんちゃん」と変換されることも多くなっていく。でも、周りと同じように声に出して使うことはできなかった。
こうやって文字に起こすと、すごい頭悪そうに見えるよね、「ゆーてわんちゃんあるっしょ!」
 
新しい言葉を人前で使えるようになるまで1年近くかかる。流行に流されたくないという謎のプライドが邪魔するのか、自分の中でその言葉を落とし込むのに時間がかかっているのか、真偽のところはさだかではない。
大学に入学して1年が経過したころ、私も使うようになった。
「今日飲みに行く?」「わんちゃんある」
「テストヤバイわ」「ゆーてわんちゃんある、いける」
というような会話が、私の生活の一部に落とし込まれるようになった。
 
このブログはいろんな年代の方に読まれているから、年上の方たちからすれば「わんちゃんってなによ」と言われそうだけど、その意味についての解説は今回省かせてもらう。
私のブログの中でも、「わんちゃん」という言葉は出てきているかもしれない。うん、いつのまにか浸透してしまった。
 
今、そのような位置づけにある言葉は「エモい」である。
「エモい」という単語、いつから出てきただろうか。今期の卒業シーズン、後輩のインスタなどでよく見かけた「エモい」、意味はなんとなく分かる。
日常生活で、それっぽい風景や写真を見た時に「エモいな~」と感じることはある。口には出さないけれど。
どういう状況がエモくて、これがエモい、ということはなんとなくフィーリングで分かっているし、エモい状況になったら「エモいな」と思うことはできるのだけど、口に出すことへの抵抗感が強い。
とか言って、時間が経つとまた「エモい」と言い出すのかもしれないけれど。自分の中で謎の空白期間があるのが面白い。
あ、このブログで既に言ってるじゃんってツッコミは無しね。笑
 
多分正しい日本語を使う人たちからすれば「わんちゃん」「ゆーて」「エモい」のどれもが眉唾物だと思う。いや、だって私もそう思うし。でも若者言葉ってそんなもんだと思う。
ちなみに「まじ卍」の意味はさっぱり分からない。調べてみたけど、すぐに意味が分からなくなる程度に理解ができていない。きっとこういう単語がこの先増えていくのだなぁと「まじ卍」に出会ったとき、ぼんやりと思った。
それまでは聞いただけで意味がなんとなくだけど分かったのに、「まじ卍」は意味が全く想像できなかったから。こうして年を取って、若者言葉や文化が理解できなくなって、いわゆる「大人」へ仲間入りするようになるのかな、なんて。
 
積極的に「エモい」が使いたくなりたいわけでもないけれど、私の中での若者言葉の位置づけってそんな感じ。
みなさんは「エモい」、使ってますか?